はじめての塾バイト 体験談

大学生

アルバイトの求人はよく見かけるけど、実際に働いている人の声はあまり見ないな…

そう思って塾のアルバイトを経験した人の1人として、私自身が経験したことを載せることにしました。

全国の塾すべてに当てはまるわけではないので、参考程度に見てみてください。

バイトを始めようと思ったきっかけ

アルバイトを始めようと思ったのはお金が欲しかったからです。

単純ですよね。

何のためにお金が欲しかったかというと、

  • 車の免許を取るため
  • 脱毛に通う費用を集めるため

この2つの資金を稼ぐためにバイトを始めました。

ここで、「脱毛」というワードが出てきましたが、ひげの脱毛に興味のある方はこちらも見てみてください。

いろいろな業種のあるバイトがある中なぜ塾にしたのかというと、人の「分からない」を解決することが好きだったからです。

学校の授業で友達にわからないところを教えたら、「〇〇の説明分かりやすい!」と言われることが何回かありました。

この経験を実際に活かせるかも!

と思って塾でバイトすることにしました。

バイトを通してできるようになったこと

私がバイトを通してできるようになったことは以下の通りです。

  • 時間管理
  • コミュニケーション能力の向上
  • 説明力の向上
  • 対応力が身に付いた

バイトを始めたばかりの頃はわからないことだらけで、毎日室長や先生に質問していました。

研修で練習したとはいえ授業の組み立てが上手くいかず、授業時間を少し過ぎてしまったり、先生1人に対して生徒2人の時は片方にばかり時間を割いてしまったりと、なかなか自分の思うようにはいきませんでした。

それでもどうやったら時間内にやるべきことを終わらせられるか、2人平等に授業できるか、生徒に楽しく取り組んでもらえるかなど試行錯誤の日々でした。

そうして授業の回数を重ねるうちに、徐々に自分が良いと思える授業をして行くことができるようになりました。

この経験を通してあることに気付きました。

それは、時間の管理もコミュニケーション能力の向上もいきなりできるようになったわけではなく、少しずつ変わって最初の頃より良くなったということです。

塾のバイトに限らず、

学校の勉強でも部活でもまずは現段階でできないことを知るところから始まります。

そしてそこからどうやったらできるようになるかを考え、その都度実行に移すことを繰り返しやって行く事が大事だと思いました。

できないことを受け止めることはなかなか難しいことですが、そうしないと何も始まりません。

だから最初から「今の自分にはできないからこれはできない」と思うのではなく、

どうすれば現状を打開できるかを模索する気持ちを忘れずに過ごせば、ただ淡々と生活している日々が少しずつ変わっていくことでしょう。

もう少し改善できたこと

バイトを終えて、もう少し改善できたと思うことがバイト面と生活面でそれぞれありました。

まとめて示していきます。

  1. バイト面
    • 生徒の勉強に対するモチベーションアップのための授業
    • 誰もがわかりやすいと思える授業
    • 定期テストや模試の結果から弱点を分析する力
  2. 生活面
    • 睡眠時間の減少
    • 外食の頻度が多い
    • 勉強時間の減少

バイト面

バイト面に関しては、誰もがわかりやすいと思える授業の正解には辿り着くことはないでしょう。

もちろん決して初めから諦めているわけではなく、追及していくことは忘れていません。

生徒の勉強へのモチベーションアップも生徒が分かりやすいと思える授業も、

結局のところは先生がその生徒とコミュニケーションを取って生徒のことをどれだけ知っているかに尽きると思います。

中には、ただそつなくこなして成績を残す生徒もいます。

しかし大半の生徒は、半ば強制的に塾に行くので生徒に「塾に行きたい」と思える環境を構築する所から始まります。

遠回りと思える道のりですが、一度火が付けば自分から進んで取り組むようになり、向上心がうなぎ上りに上がっていくことでしょう。

嫌々やるよりは目的もって自分から進んで取り組めた方が記憶も定着しやすいと思います。

皆さんも自分が好きなアニメのキャラクターや好きなチームの選手は、誰からも覚えろとは言われていないのに自然と頭に入ってくるといった感覚がありますよね?

勉強においてもそれを利用できれば、モチベーションが上がること間違いなしです!

生活面

始めに私からのお願いです。

睡眠時間は何があろうと確保してください!

皆さんは忙しい日々を送っていて、あれこれとやらなければならないやものがある時に、

「睡眠時間を削るしかないかー」

と思ったことはありませんか?少なくとも私はそうでした。

バイトと学校を同時並行していた頃は、学校の課題・レポート、塾の授業の準備など終わらせる必要のある物事が山積みで、つい夜中まで起きて終わらせてから寝る生活をしていました。

こんな生活をしているといつかガタが来て、体調に影響を及ぼすだろうと感じたと思います。

まさにその通りです(笑)

ある1限の授業で急に血の気が引いていくような感覚に襲われ、このままだとまずいと思い保健室に向かおうとしたら、途中で気を失って倒れてしまいました。

横になって休んでいたら徐々に回復したので良かったのですが、一歩間違えれば即病院行きでした。

時間は有限なので、「やることが終わってから」という気持ちでいるといつまでもだらだらと取り組んでしまいがちです。

その結果、睡眠時間は無くなりやることさえ終わらせることもできないという状況に陥ってしまいます。

効率的に動くためには時間を上手く使って行く事が必要になってきますが、

睡眠時間よりも他でもっと削ることを考えた方が良いでしょう。

そこで私の場合、自炊する時間を削ることに決めました。

当時はそうせざる負えないと思っていましたが、今はもっと違う方法があったと思います。

自炊は面倒だと感じる方が多いと思いますが、お金のことを考えるのであれば自炊した方が良いです。

せっかく働いて得た収入も、外食で消えて行く事が多かったので手元に残る金額はわずかでした。

忙しいと思える毎日を送っていると、次第にストレスも溜まるのでどこかで発散する必要があります。

私の場合はやらないといけないと分かっていても、現実逃避をするかのようにアニメを見たりYouTubeを見ていました。

そのため、学校の勉強をする時間も自然と少なくなり、単位を落とすことはなかったものの目標としていた成績をとることができませんでした。

振り返ってみると、バイトを通して時間の使い方を大学生のうちに学べて良かったと思います。

社会人になってからは今よりはるかに忙しくなりますからね。

バイトをして発生した問題

バイトをしていた当時、いくつか私にとってのトラブルがありました。

それは、

  • シフトが自由に決められない
  • 授業に使う問題プリントの一部がなくなる
  • 振替授業ができなくなる
  • 苦手な科目を教えることになる

この4つです。

シフトが自由に決められない

シフトが自由に決められないということは、私にとって一番の問題でした。

個別指導塾の場合、担任制で生徒に対して固定で先生が付くようになります。

よって、祝日は休みになりますが平日の決まった曜日に生徒は塾に来ます。

そのため、大学のテストが近くなってもテスト勉強の時間を増やすことができず、普段から勉強しておく必要がありました。

習慣的に勉強するという意味では良かったのですが、

テスト前日に周りは次の日のテストに向けて、最終確認しているのに自分はバイトなんて状態でした。

バイトのシフトを自由に決めたいという方は個別指導塾のバイトはあまりお勧めしません。

授業に使う問題プリントの一部がなくなる

普段、授業に使う問題集は生徒・先生共通の本棚に置いてあり、使いたいところだけ印刷して使うようになっています。

本の場合は1ページだけなくなるなんてことはないのですが、プリントだと戻し忘れた場合簡単になくなってしまいます。

それで使いたい部分のプリントに限ってなくなっているなんてことが何度かありました。

バイトでも私生活でも、使ったら元の場所に戻す習慣は日ごろから付けておきたいですね。

振替授業ができなくなる

バイトのシフトは基本室長が決めることになっています。

私の場合、空いてる日にはほぼすべて授業が入るようになっていました。

これにより生徒が休んでしまった場合の振替授業が、組むに組めない状況になったのです。

極力自分が開いているコマに入れるようにするのですが、限度があったので仕方なくほかの先生に頼まざるを得ませんでした。

そもそもシフトを増やすのも、ひと言事前に教えてもらえると良かったのですが、

それがなかったので、いつの間にか自分の空きコマに新しい生徒が入っているという状況でした。

報連相(報告、連絡、相談)はどんな所でも欠かせないことなので、今のうちから意識できるようにしましょう。

苦手な科目を教えることになる

嬉しいことに先生の人数に対して生徒の数が圧倒的に多かった時期だったので仕方ない部分もありますが、苦手で教えられない科目を教える時もありました。

今思えば信頼されているからこそ頼まれたと思いますが、当時は担当している生徒を教えることで手一杯でした。

授業前に教える部分を勉強して何とか教えることはできたものの、自分が納得するような授業ができなかったので少し後悔が残っています。

まとめ

今回は私が実際に塾でバイトして経験してよかったこと、発生した問題について紹介してきました。

場所によって異なりますが、塾ではバイトのシフトに関して融通が利かないことが多いです。

それでも教えることが楽しいと思える方や子供と話すのが好き、もしくは将来学校の先生になることを視野に入れている方は是非一度経験してみることをお勧めします。

社会人になる前に、アルバイトを通して「常識」を学んでおくことはとても大切です。

今のうちから身に付けて、あとから後悔の無いように動いておきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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