「今なら○○が貰える!」の言葉に踊らされた1人の大学生の話

コラム

みなさんは街中やSNS、動画の広告でよく見かける「今なら〇〇が貰える!」という言葉を見かけたことはありますか?

ただ見かけるだけでは何も起こりませんが私の場合、街中を歩いている時に声を掛けられて見事に口車に乗せられてしまいました…

今思えばあれが事の始まりでした。

今回は私が大学生の頃にしくじったエピソードを紹介します。

もしかしたら同じ状況に遭遇するかもしれないので、その時の対策の一つとして参考にしてみてください。

契約を結ぶまで

時間をおいて冷静になって考えれば契約することはありませんでしたが、当時の自分は相手の話に乗せられて言われるがままの状態でした。

「残り2個」につられた

当時キャンペーンの特典としてあったのが、ノートPC、タブレット、プロジェクターの3つの中から1つ選ぶことができ、その中でも私が欲しかったのはプロジェクターでした。

ノートPCは既に持っておりタブレットにはあまり興味がなく、プロジェクターを家で使っておうち映画館をしたいという願望があったからです。

ちょうど買おうかどうか迷っていたタイミングだったので特典としてもらえるならラッキーと思いました。

さらに、プロジェクターの在庫が残り2個と聞いて「急がないとなくなってしまう!」と焦ってしまい、ひとまず契約に関する説明を聞くことにしました。

少し落ち着いて考えればプロジェクターは他の場所で買えますし、もっと安く買えたのかもしれないんですけどね。

「100円だったらペットボトル1本分我慢すれば節約できる」

契約内容の話を聞いていくうちに、お金の話になり月額どのくらいかかるかという話題になりました。

ひと月の支出を考えると契約する上で何百円か節約する必要がありました。

その時に説明の担当者から

「100円だったらペットボトル1本分我慢すれば節約できるね。500円となるとペットボトル5本我慢すれば賄えるね」

と言われました。今思えば、そんなに我慢できるか!って突っ込めばよかったです。

当時の私は話に流されるがままだったので「確かにそうですね!」と納得していました。

「若い人が多くやっている」

説明を聞いている時に契約するかどうか心を動かされた言葉が「若い人が多くやっている」です。

これには私と年の近い人が同じ様にやっているから自分もやらないとという同調圧力を感じました。

自分と同じように一人暮らししている大学生が契約しているなら良いかと思って契約する決め手の一つになりました。

もし過去の自分に伝えるなら「そんな言葉に惑わされないで-」と良いたいです。

契約を結んだ後

クーリングオフが使えると思っていたが…

契約してもクーリングオフが使えるから1週間くらいは大丈夫だろうと思っていましたが、実際はクーリングオフの条件を満たしていませんでした。

契約について私が知らな過ぎていたことですが、てっきりクーリングオフが使えるから契約しても1週間はお金かからずに解約できるだろうと軽い気持ちで契約書にサインをしてしまいました。

そもそもクーリングオフとは何か簡単に説明すると、消費者を守るための制度です。

消費者を守るための制度であれば今回の契約も解除できるのでは?と思うかもしれません。

クーリングオフの意味は、

訪問販売や電話勧誘で商品・サービスの契約をした場合、購入の申し込みや、契約した日(書面を受け取った日)を含めて8日以内であれば、無条件で申し込みの撤回や契約の解除が可能となる制度です。

引用:総務省消防庁|クーリングオフ制度とは?   https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/qa/pdf/05-8_shiryou2.pdf

となっています。

今回の場合、出張販売だったのでクーリングオフの条件に当てはまっていませんでした。

みなさんもクーリングオフを活用したい場合は、条件に当てはまっているか確認しておきましょう。

親に迷惑をかけるわけにはいかない

今思えばすぐに相談すればよかったと後悔しています。

当時は大学生になって一人の大人として、契約は自分でするものだと考えていたので特に親に話すことなく即決しました。

契約した後でも相談するべきだでしたが、ただでさえ大学の学費を払ってもらっているのにこれ以上金銭面で負担をかけるわけにはいかないと思っていたので話せませんでした。

失敗も経験の一つと捉えて使ってみる

もうこうなったら、せっかくだから使い倒そうと契約期間満了まで使ってみることにしました。

費用はアルバイトで稼いで用意して何とか支払うことができました。

途中で解約することも可能でしたが使ってみたいと思っていたものだし、良い経験になると考えて使うことにしたのです。

契約期間が終わった後

契約期間が終わって解約するまではあまり時間をかけることなくスムーズに進みました。

契約解除の申請

今回契約した期間は3年で自動更新になっていたので、3年経って4年目に入る移行期間に解約しました。

解約は電話で連絡したのですがその時に契約解除の理由を聞かれたので、「値段が高過ぎて使えたものじゃない」と言おうとしましたがそれは心の内に秘めておいて、単純に「他の所に乗り換えるため」とだけ伝えました。

解約する上で契約時にレンタルしていたものを郵送で返却して契約解除となりました。

特典となっていたプロジェクターは契約金の中に分割で支払われることになっていたので、契約解除する頃には支払いが完了して返却の必要はありませんでした。

今回の出来事から学んだこと

今回の経験から学んだことが3つあります。

それは

  • 知識のないものにすぐお金を使おうとしない
  • 疑いの目を持つ
  • 迷ったら誰かに相談

この3つになります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

知識のないものにすぐお金を使おうとしない

使いたいものにお金を使うことは悪いことではありません。私自身つい衝動で買ってしまう事もあります。

しかし、買った後により良い商品や商材を見つけて後悔するのは避けたいですよね。

買いたいものに対して講演が開けるほどの知識までは必要ないですが、適正価格なのか性能や価格が似ているものはあるとしたら比べるとどうかなど、判断基準を用意できるくらいの知識はあった方が良いと今回の件を通して感じました。

大抵のものは買うかどうか1日経ってから決めても遅くないと思います。

例えば、車を買うのに店員に勧められてその場ですぐ購入する方は少ないでしょうし、どんな車が良いかある程度下調べしてからお店に向かいますよね。

疑いの目を持つ

大抵「キャンペーン」や「特典」の言葉の裏には企業側の得になるものが潜んでいることが多いです。

私の場合は特典としてプロジェクターが貰えるはずが、契約内容にはプロジェクターの値段が基本料金に上乗せされて買ったことになっていました。

このように顧客に得をしている錯覚を見せる売り方をしている場合があるので注意が必要です。

迷ったら誰かに相談

契約に限った話ではなく、困ったり迷ったりしたら周りの力を借りることは大切です。

その時は誰にも言わないことが周りを巻き込まずに済むから良いと思うかもしれません。

しかし実際は、「事前に周りに相談していれば事が大きくならなかった」となる方が多いです。

些細な事でも気軽に相談できるように、日頃から家族や友人と繋がりを持ってコミュニケーションが取れると良いですね。

まとめ

今回は私のしくじり話を紹介しました。

「こんなことに自分はならないから大丈夫」という方もいるかもしれません。

しかし、そう思っている方ほどこういった状況に遭遇しやすいと思うので、身構えることはなくても頭の片隅にしまっておいてもらえると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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