あなたは普段メモをとる習慣はありますか?
そりゃあもちろん!
今日のやる事を書き出したり会議の日程とかメモしてるよ!
確かに予定を忘れないようにするためにスケジュールを書くのは大事ですが、今回お伝えしたい「メモ」は意味が異なります。
今回紹介したい一冊はこちら
前田裕二さんが書かれた「メモの魔力」です。
数年前にテレビで取り上げられて知っている方もいるのではないでしょか?
以下でメモに対する考え方や、やり方について説明していきます。
メモの重要性
メモを取ることによって得られるものは以下の3つが挙げられます。
- 新たな気付きが得られる
- 今までの自分になかった考え方が身に付く
- 発想の転換ができるようになる
新たな気付きが得られるのは当たり前のように感じますよね。しかし、ただ日常の事や予定などをメモしているだけでは新たな気付きは生まれにくいです。
それじゃあどうすればいいのか。その方法については後ほど「思考を深めるメモの取り方」で触れていきます。
新たな気付きがあることで、今までの自分にはなかった考え方や発想を身に付けることができるようになります。
さらにメモを取る習慣が身に付けば、メモしたことから別な物事に置き換えたり別な視点から考えられるようになります。
ただ、メモを取ることでいきなり3つ目の項目ができるようになるというよりは、植物が種から芽が出て茎が伸びて葉が出てつぼみができて花が咲くといった様に、1つ目から順番にできる事が広がっていくイメージです。
思考を深めるメモの取り方
メモに対する重要性が分かったところで次は実際にどう進めて行けばいいのかについて説明します。
思考を深めるためのメモの取り方は次の3つです。正直ここを抑えるだけでもこの本を読む価値がありました。
- 事実を書き出す
- 抽象化
- 転換
順番に見ていきます。
事実を書き出す
まずは、身の回りで起こった出来事や気付いたことについて事実を書きます。
ここでは抽象化や転換することは特に考えず書き並べていきます。
例えば、仕事であれば日頃行っている事業のことであったり会議で出た話題などです。
抽象化
事実を書いたところで次は抽象化に移ります。次の転用を考えるための準備段階です。
抽象化には3つ種類があり、本書では次のように記されています。
まず、一番重要なのは、抽象化する際の「問い」です。自分に、「What?」を投げかけるのか、「How?」を投げかけるのか、「Why?」を投げかけるのか。シンプルですが、抽象化のコツをつかむ上で、これがとても重要です。
メモの魔力|前田裕二 第二章 メモで思考を深める より引用
抽象化する時にこの3種類の型が存在することを意識するだけでも、思考を深めて行く上で重要な作業になります。
3つの型に関する話は本書を手に取って読んでみてください。
3つを踏まえたメモの具体例
思考を深めるための手順について説明したところで、この3つを踏まえたメモの例を私なりに考えたので紹介します。
まず事実としては、
私の例だといまいちよく分からないという方は、本書にも筆者が書かれた例があるので、興味のある方はそちらをご覧ください。
メモの魔力 The Magic of Memo (NewsPicks Book) [ 前田裕二 ] 価格:1,540円 |
広告
自分を見つめ直す自己分析
私は絶賛就活をしていて、今自己分析と企業について色々調べています。
しかし、自己分析をするにしてもどこから手を付けたらいいのか分かりませんでした。
そんな中、本書を手に取って自己分析の設問を見つけ、1つずつ答えていくことにしました。
本書には、付録として「自分を知るための【自己分析1000問】」があります。
これに答える事で、自分のやりたい事や心が動かされる物事は何なのかなど自分について知るきっかけになるでしょう。
私自身、質問に取り組んでいる途中で1000問すべてに答えたわけではありませんが、「今までは気にしたことなかったけど実はこんなこと感じてたんだな」と新たな気付きがありました。
「自分は何をしたいんだろう」「自分は何に情熱を感じるんだろう」など、自分のことについて振り返ってみたいという方は、ぜひ本書を手に取って1000問答えてみてください。
今まで気づかなかった自分のポテンシャルに気付くことができるかもしれません。
コメント